
脚本:トーマス・ミーハン/作曲:チャールズ・ストラウス/作詞:マーティン・チャーニン/演出:ジョエル・ビショッフ
出演:トゥモロー組(アニー:栗原沙也加)、目黒祐樹、杏子、岩崎良美、本間憲一、太田彩乃 他
青山劇場 2007年5月2日(水) 17時開演
S席 8,000円 1階後方センターにて
青山劇場(というかこどもの城)にも鯉のぼりが。今さらながら初『アニー』です!
『アニー』といえばメイキング番組! 最初に見たのは中学生のときかな〜。シノザキシステムの篠崎光正演出の頃。「雑巾がけ」「シノザキシステムのエチュード」「ロケットのシーンでひたすら泣く」「怒声に罵声」って感じ?
数年前に演出家が外人に変わりましたよね。その最初のメイキングだけ見たかな。「犬飼ってないから慣れなくてこわ〜い」みたいな。「ゆるいぞ!」って感じでしたね(笑)。
シノザキシステムっていうのは、両手を三角と四角にそれぞれ動かしながらダゾダゾ言うやつです(アバウト)。これだけじゃないけど、やはりあれはインパクトがあるよな。正しくは「だぞざど」? 言いづら……。
今、「なんだっけ?」と思ってググったらサイトがあって、今は両手両足でカウント取る「4リズム」なるものをやるようだ……うおー、気持ち悪い!<やってみたけど出来なかった人。でも、振付だと思ってゆっくり繰り返せばできるようになると思うよ……。
そして篠崎演出時代のアニーズの同窓会をやって、篠崎先生にティファニーのロケット(『アニー』に出てくる)をプレゼントしていた。
今のとはだいぶ違うんだろうな。見とけばよかった!
とはいえ今回のでも楽しめましたが。子ども向けってイメージだけど(だいたい開演時間が大人無視!)、大人も楽しめる。というより大人こそ楽しめる? そして大人だけで楽しみたい。
まぁ覚悟して行きましたが、まぁお行儀いい子が多かったですが、歌のないシーンや歌があっても大人だけのシーンになると途端に客席の空気がダレるので……。子どもは正直、っていう話でもないでしょう。全編子ども向けな作りじゃないので、さすがに小学校低学年までは飽きるかもなぁ(個人差はあるでしょうが。ちなみに3歳以下は入場できません)。
『ピーターパン』に比べたらかなりマシだけど。
ちなみに私の並びにいた小さい子は静かでした(たまにぐでぐで動いてたけど)。後ろにいた人はずっと低音でうなってた……。
見終わっての感想は、これは「出たい」よね。てゆっか「出したい」よね、って感じ(笑)。モリーやらせたいよね。ちっちゃいうちに!
『アニー』は泣ける話、という刷り込みのせいなのか、オーバーチュアから涙が……(笑)。掃除のシーンは「小さいのにダンス頑張ってるよ〜」と涙(でも昔はもっと激しいダンスだったらしい)。ウォーバックス邸でのこれまでとのギャップに涙。
子どもよりも大人の方が泣けるんじゃないかなぁ。子どもはお屋敷シーンはわくわくするのかな?
大恐慌時代の話なのね。ホワイトハウスのシーンよかったですね。聞きながら「ニューディールだ〜」と思い出す。「恐れるべきは恐れそのもの」とか、「必要なのは新しい展望」とか、日本も不景気ですから、「そうそう」って感じ。でも道路はもういらないけど……。
青山劇場のセリ大活躍で転換スムースなセットも素敵でした。
今日のアニー、歌はうまかったです。演技は普通? 元気な台詞は普通に聞けるんだが、心は動揺してるのに、平静を装うような台詞のときはヘン。ちょっと口ごもるような台詞だと。で、ロケットのシーンは「いきなり滑舌悪くなるほど泣き声かよ!」と、ちょっと引きました……。投げ出されすぎても感動できないというか……。
で、最初はオカッパ頭なのね。モシャモシャじゃないのね。「おめかし」してモシャモシャになるのね。それ、かわいいのか?(笑)
ちなみに好きなブランドに「アバクロ」が入ってます(本人公式サイトより)。生意気な!(笑)
ミス・ハニガン、途中で「あ、杏子だ」(キャストを気にしてなかった人)。あんまりコワくないぞ。ちょっとかわいいぞ(笑)。
孤児たちもけっこうおちょくってましたよね。おべんちゃら言うときもわざとらしい口調だし、「ミス・ハニガッ」って吐き捨てるように言うし、足は踏みつけるし……そんな舐められてていいの? という気がしました。
岩崎良美は『タッチ』で止まってるんですが。声もきれいでお上品でよかったです。
ウォーバックスってスキンヘッドだけど、何歳の設定なのかね? 大統領とも仲良しだから同年代なのかね? グレースはいくつなんだろう。目黒祐樹は今年60なのか。松方弘樹に似てました(笑)。パパっつーより祖父って気が……。
で、歌はもうちょっとうまい人の方がいいなぁ。ソロはちょっとしんどい。大人ソロは分が悪いので、聞き惚れるくらいの歌声が欲しいなぁ。
ホワイトハウスの大人たちの「トゥモロー」のアカペラコーラスは力強くて素晴らしかったです。大人すごいだろ! みたいな。
本間さん、かっこよかった!
一幕は「タップの神様」(どんな役名や)。アニーたちが見に行ったショーのシーン。ブロードウェイの一流のショーという設定なのに、どう見ても日本人の黒髪タップキッズたち、ってのはどうなんだ、という気はしますが。シアター系のスピーディな群舞はよかったです。
途中にある一人ずつやらせたりするシーン、何パターンかあるんだろうけど、早いとなかなか難しそう。客席は拍手するけど、「今のじゃダメダメ。拍手いらないから」なゼスチャーする神様。そうだよね〜。
二幕のルースター(ハニガンの弟のちんぴら)もよかった。かっこいいなぁ。って、役はかっこいい役じゃないんだけど。で、その悪党っぽさもうまくて。フィナーレで杏子はけっこうニコニコ踊ってましたが、ルースターは「やってられっかよ」的に踊ってて、「そうだよね〜!」。
アンサンブルは末っ子・ノリヒーと、SAROさんとの「ツゴイネルワイゼン」が爆笑だった岸田さんは見つけたい、と思っていて、見つけられたのでよかったです。岸田さん、背が高いので目立つ〜。萬谷さん、ダンスよかった。台詞笑えた(歌うときのわしゃわしゃした感じと一緒で……)。
ホワイトハウスの紅一点だった相川忍(四季辞めたんだね)、さすがに台詞がきれいでした。
サンディ(犬)は好演してました。「トゥモロー」で「オマエも歌ってる気か!」というくらいに吠えまくってたのがおかしかったです。
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