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help リーダーに追加 RSS ナイロン100℃ 31st SESSION『わが闇』

<<   作成日時 : 2007/12/28 18:39   >>

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作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
本多劇場 2007年12月28日(金) 19時開演
全席指定 6,000円 D列下手


画像
 そうは言っても……

 一幕一時間五十分ですよ? 二幕は一時間十五分ですよ?
 絶対休憩でもトイレ行きます。
 開演前にトイレに並んでいたら、横を通って男子トイレに向かう人を見ていた女子がざわついたので、「誰だろう?」と思って見たら、古田新太でした。

 えんぺ一行レビューで大絶賛だったので行ってみた。ギリギリにぴあで取った。フラットなところだけど、すっごい後ろよりはいいだろ、と思って取った。舞台が高いので結構見えた。斜め前の人が座高高くてちょうど真ん中が被ったけど、そのくらい。
 一行レビューに書かれてた人、そうだと思うけど、私の隣にいたオッサンが本当によく笑う人で……ちょっとうざかった。笑うのはまぁいいけど、台詞繰り返すのはやめてくれ。

 仮チラシを見たときもちょっと気になってた。まぁ『犯さん哉』も気になったけど。客演が。行かなかったけど、行って、振り幅を楽しんだら面白かったのだろうか。

 さてお芝居、面白かった!
 『アドルフに告ぐ』の後に『恐れを知らぬ川上音二郎一座』を見て、「やっぱ台詞がハッキリ聞こえるっていいよね! 駆け足すぎないのっていいよね!」と思い、その後にこれを見て「やっぱ芝居はどこに行くのかわかんないのが面白いよね!」と思った。

 まず劇場に入って、立派な梁が二本渡った、古そうな日本家屋のセットに「ほほ〜」と。真っ暗闇から台詞が聞こえてくるオープニングにわくわく。現在の三姉妹(犬山イヌコ、峯村リエ、坂井真紀)が語る子どもの頃の回想、過去の両親が現れ、違和感なく子どもの頃の自分たちを演じる演出にわくわく。ザーっとノイズが入って(音声と、映像で)暗転。びっくり。こわい。
 このオープニングだけで30分あったらしいが……。そして現在の冬、春、夏と三場。密度が変わらず、笑えて、こわくて、わくわく。

 身近にそんなに怖い人がいないので、みのすけと松永玲子が怖くてな〜。でもこの程度の怖い人なら、案外そのへんにいるんだろうな〜、という感じが怖いわ。消火器攻撃は怖すぎだけど。
 音楽と映像も不安定な雰囲気をあおっててこわい。オープニングの暗転前の映像、ノイズのザーっというのと、シミみたいなやつがこわかった。あと坂井真紀が襖をパシンと閉めて去ると、映像で何度も「歩いて襖開けて入って閉める」が繰り返されるとこ、こわかった。なんだろ。(舞台では)ありえなさがこわいんだろうか。

 それぞれの場の最初、暗転から、季節を表す鳥の声や虫の声が聞こえたり、場面場面で小道具(花瓶やソファカバーや)が変わったり、包みから水が漏れたり、スタッフワークにわくわく。
 なんかギシギシ言ってるなぁと思ったら、床が傾いているのにびっくり。

 その中で演じる役者にもわくわく。『セクロボ』『マイ☆ボス』見た後だったのでプロフェッショナルよっちゃん岡田義徳と、峯村リエに「やっぱテレビとは違う〜」(当たり前じゃ!)。
 大倉孝二の爆発っぷりにもわくわく。

 ぶった切って突き放すようなエンディングも、納得。お芝居の中で、この人たちがどうなったかはどうでもいい。どういうオチがついたって、生きてく上では通過点に過ぎないのだから。
 でもあの囲炉裏にかかっていたヘンな物体はなんだったのでしょう……カエルのような……。

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