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原作:手塚治虫/脚本・演出:倉田淳 天王洲銀河劇場 2007年12月23日(日) 17時開演 S席6,000円(FC価格) 一階J列 久々にライフ。なんと四年ぶり。何故行ったのか……勢い? なんとなく。たまたまお誘いを受けて、手塚治虫か〜、と。別に手塚ファンでもないのだが。なんとなく。 昔、俳優座が上演したよね。それをテレビでやってて、最初10分くらい見て、かったるくて見るのやめてしまった。そのときはパン屋のアドルフが小山力也だった(俺はジャック・バウアー♪)。 全然知識なかったので、マンガ読んだ。面白かった! それこそ「『24』?」みたいな陰謀っぷりにわくわく。無駄のない傑作。 かわいい絵柄(アトムとか)のイメージしかなかったので、「大人の話なんだな〜」と新鮮に感じる(笑)。まぁ書いてるのはおじさんだしね……(掲載してたのもおじさん雑誌だったような)。でも絵柄は妙にかわいくて笑える……。 で、舞台を見ての率直な感想は マンガでいいじゃん。<身も蓋もない 正味二時間四十分には納まりきらないよね、やっぱり。いつものことだけど。二人のアドルフをメインにして、峠の話はだいぶ切ってたけど、それでも駆け足。仕方ないですね。 仕方ないけど、物足りないね。 もう、原作付きの場合は役者のファンでないと楽しめないという気がする。 原作読んでしまっているので、読んでなくても歴史の大きなうねりみたいなものをどのくらい感じられるのかは、判断がつかないけれど、読んでしまってから見ると、「やりっぱなしだけど、通じるのかな」とか「原作は面白いんだけど」という気分に、やっぱりなる。 文書を持ったまま火事場でコケた赤羽から、再び文書を手に入れる過程とか、いきなりチャイニーズスパイが出てくるけど、結局手紙はどうした、とか。細かいつながりは気にしないで勢いに乗って、ある程度流されないと楽しめないけど(突っ込んでしまうと気になっちゃう)、説明台詞が多いから聞き流したらわけわかんなくなるという二律背反。 原作面白いので、舞台だけ見て未読の方がいたら、是非読んでみてください。 最重要シーンをピックアップして、後は役者が頑張って埋めてたとは思うけど、やっぱりもっと過程が見たいなぁと思いました。バイオリニストを殺すところとか、Uボートとか、どんどんアドルフ・カウフマンが壊れてゆくあたりを。パン屋射殺も十分酷いけど、また一段と狂っていく感じが痛々しかったので……。 いきなりパレスチナってのもねー。私は歴史に疎いので、原作読んでなかったら絶対わかんないと思う。なんで二人ともいきなりそこで撃ち合ってんの? みたいな。あとエリザどこ行ったんだろ。舞台では見ようによってはエリザも空襲で死んじゃったみたいだけど。 脚色でよかった(?)ところは、チラシに「愛とも思える友情」と書いてあって「うげー」と思ったけど、別にそんなに愛情ぽくなかったところでしょうか(そこだけか)。よかったというか安心したというか。 オープニング、鉤十字が描かれた石垣のような壁が動き、真ん中が倒れて坂道になるのは「おおっ」と思いました。 映像は見づらかった。壁に映すのも段差ができると見づらいけど、まぁこれはなんとか。真ん中に映すとき、ホリゾントの手前に紗幕があって、二重写しになってたのは非常に見づらかったです。 役者はアクションが多くて大変そう。どうぞ怪我にはお気をつけて……。 主宰は相変わらず。もういい。今回は選曲もいいと思えず(ペラには書いてないので主宰がやってたのかは謎だけど)。特にクライマックスの「道化でござい」ってところが。ご一緒したCさんによると有名な戦争映画の曲だそうですが、そういう意味はあったのかもしれないけど、曲自体の雰囲気はシーンに合ってなかったと思う。 ただ一人、一役しかやってなかった曽世さん、大活躍! というかすごい大変そう! 出ずっぱりではないけれど、出てるときはしゃべってるか走ってるか殴られてるか(笑)。原作だとモテモテなのにね。かわいそう。走るときにぴょーんと飛んだり、マンガっぽく動いていて楽しかったです。痩せた? 甲斐さんも細かったな〜。こだわりのヒットラーへの似せっぷりがすごかった。スリの親分はチャップリン風なのがご愛嬌。 でもこのシーン、最後に二人のアドルフの財布をすって渡すところ、「なに? おみやげくれたの?」と思ってしまった……。 牧島さんも痩せましたね。顔変わりましたね。さすがに四年前に見たきりなので誰が誰やらわからなかったよ、ジュニ6は……。篠田さん(昔V6長野に似ていると思った、らしい)のゲルトハイマー、かっこいいなぁと思いながら見てましたが(ロマンスグレー風)、役自体はイライラするよね……。 さっぱりわからないジュニ7以降。由季江(三上俊)はかなり漫画のまんまなルックスに見えてウケた! 手塚漫画の女の子の顔って感じで。エリザ(吉田隆太)はチーク濃すぎだ(笑)。 松本慎也は「アンテっぽい子がいるなぁ」と思った。及ちゃんぽいってことか。エーリクなのか。へ〜。Wでアドルフ・カミルだけど、見た目でカウフマンかと思ってました。 芳男(仲原裕之)のまっすぐな感じもよかったけど、トークショーで「幼い頃の中国での体験が云々」という話(原作に出てくる)は、「って言っても舞台じゃやらないしねぇ」って思いましたが。 藤原さんは太ったな〜。哀れすぎるイザーク……怖いよー(境遇が)。 石飛さんのヅラ変化に笑う。 寺岡さん、本当にWスーツと制服がお似合い。オッサン! 倉本さんのアセチレン・ランプも結構似せてたなぁ。 芳樹さんは少年ぶりっこって感じ……(もういい年だからか……)。 林さんはどの役もネタ仕込んでて笑えた。小城先生はワカメちゃんみたいで怖かった……。私はずっと「コシロ」かと思ってました。 なんかまぁそんな感じで(どんな感じだ)。 「○○君の成長を見てゆきたい!」というのでなければ、やっぱもう見なくていいかなライフ、と思いました(爆)。少なくとも、ダイジェストになりそうな原作モノに関しては……。 |
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いわし 2008/01/08 01:06 |
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