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原題は『Grace is Gone』。邦題は、いまいちですね……(二匹目のドジョウ風というか)。 イラク戦争へ行った妻の戦死を知らされた夫は、二人の娘に事実を告げられないまま、突発的に家族旅行へ……。 情けなーい顔をしたお父さん、思春期にさしかかって大人びてきた長女、天真爛漫な次女、輪をかけて情けなーいというかだらしなーい叔父さん……皆、地味ながら的確な演技。まあ次女は地味じゃないけど。かわいいです。好き放題っぷりが。下の子ってあんな感じー。 全体的に抑えたトーンだけど、きれいな映像と、戦死云々は関係ない思春期の親子関係やら、父と弟の関係やら、「いつ話すの?」というドキドキやら、アメリカって広いわーという感慨やら、なにやらで見入る85分。 クリント・イーストウッド作曲の静かな音楽もいいです。 最後はもちろん泣いちゃうのです(子どもが泣くのは反則だ!)。台詞がだんだんフェードアウトしてしまうのは、「個人的な話」だから?(冒頭、夫を戦地へ送った妻たちのグループ・セラピー(いろいろあるね、アメリカ)に出た主人公がそんな台詞を言うので) つらい話は海辺(でもどこでも自然たっぷりの場所)で知らされたいかも……なんてことも思いました。同じつらい話でも、ゴミゴミした部屋の中ではな。 おうちのインテリアも素敵でした。アメリカではたいして広くはないのだろう家の、大事に住んでる感じが。 |
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